コショウ病の治療

卵生メダカをやっててコショウ病と無縁でいるのは、なかなか難しいですよね。検索すると、塩とかトウガラシとかあったりするんですけど治療には効果ないし(予防には効果があったりするんですかね?)、薬もいまいち効果が弱くて、大体の場合はダメにしちゃってました。正直見つけた途端に死亡宣告ぐらいの対応でしたけど、最近になってやっと治療できるようになってきました。

使っている薬剤はエルバージュを使用しています。黄色の粉のやつ。

エルバージュ

規定の濃度にするのが大変なんですよね。amazonであやしい精密秤を購入したら、全然ダメでした。全然細かい量が量れないクソ製品でした。やっぱり安い中国製はダメかと思っていたら、dpzの記事にも同じのが出てきて、同じ結論になっていました。秤はケチってはいけない。いいのを買いましょう。

とは言え、多少の大雑把は許してくれるみたいで、魚は多少の高濃度では死なないようです。ラムズは濃度が濃すぎると弱ってきます。あと、濃度如何に関わらずナヤスは必ず枯れる。

水が黄色になっているのが分かりますか?

さて、まず、プラケに規定の濃度になるようにエルバージュを溶かして、そこに魚を回収します。同じ水槽に入っている個体は病気が出ていなそうに見えても、一緒に薬浴しちゃってます。やらないでもいい時もあるけど、後から出てくることもあって、それでまたリセットするのが面倒なので、全部薬浴しています。

で、薬浴開始となるわけですが、水は3日に1回は交換します。エルバージュは光に当たると分解されていきます。これは黄色の色の濃度とは無関係で、数日もすれば単なる色水です。なので、週に2-3回は取り替える必要があります。これを2週間ぐらい続けると大体完了。一応目視で確認して、治っていれば水槽に戻します。

ちなみに、コショウにかかるとかなり栄養分をそちらに取られちゃうみたいで、食べることが出来るのであれば餌をあげた方が良さそうです。ただ、残ると水質悪化の原因となるので、少量にとどめて置いた方が無難。餌やりして30分後ぐらいに、残っている餌を回収するなどの対応でも良いと思います。

薬浴中に、元々の水槽はハイターなどでリセットしておきましょう。うちでは2-3日ハイターに漬けて、1-2日ぐらい乾燥させて、残りの日数はラムズとモモタマナの枯れ葉と水草を入れた後に水を回しています。

これで大体は回復しますが、それは成魚の話。稚魚はこうやっても体力が持たないのか助けられないことがほとんどです。稚魚のうちは予防に心がけるしかないかなと考えています。