Poropanchax brichardi

みんな大好きブリチャージです。でも、うちではうまくいかなくて。うまくいかなかったところと、うまくいったところを、知らない誰かのためにまとめておきます。

飼育は多分問題にはならないと思います。うちでは普通のアフィオと同様の水で特に問題なかったです。水温は本来は25-30℃と高めみたいですけど、文献によっては20-28℃とあり、22℃ぐらいでも特に問題があったということはありません。うちではコショウが出ることはありませんでしたが、比較的出やすいとのことで、定期的な水換えをしましょう。

餌は赤虫を食べることは出来ませんでした。ほぼ同サイズのPs. annulatusは、食べれるのかよというサイズの赤虫を食べたり出来ますが、ブリチャージは相当口が小さいみたいで無理でした。ブラインが食べれるようになったら、そのまま死ぬまでブライン継続です。我が家は基本的に毎日餌をあげていますが、数日家を空けたぐらいでは大丈夫でした。ただ、もらったところからは毎日餌をあげた方がいい、特に稚魚のうちは、というアドバイスをもらっています。

産卵は上の方しか産卵しなかったので、5cmぐらいの長さの短いモップで採取していました。割とコンスタントに産卵しますが、1prで大量に産卵することはなかったです。毎日見ても、1個とか2個がほとんどでした。

そして、卵はすごいカビやすいので、薬を入れましょう。うちは毎日ヒコサンZを1滴入れるという対応をしていました。アレは色が残っても薬効が光で分解されているので、一度に大量に入れるよりちまちま入れる方が正しい使い方になります。それに加えて、エアレーションを使っていました。と言っても、じゃんじゃんする必要はなくて、エアチューブの先に割り箸の切れ端を突っ込んで、1秒に1個ぐらい泡が出るぐらいで十分。卵なのでそんなに酸素が必要ではないと思います。

で、孵化までは至るんですけど、そこからがダメでした。3Lプラケに枯れ葉とウィローモスを入れ、小さいスポンジフィルターでよわーくエアレーションをかけて、ビネガーイールをあげていましたが、ほとんどは大きくなる前に死亡…。唯一残ったのが上の写真の個体になります。水質悪化とかではなく、とにかく初期飼料がダメだったのだと思います。遊泳能力が低く、水面直下に漂ってるだけなんで、もっと餌の密度を上げれば良かったんでしょうか??? でもビネガーイールも水面直下に多いんですよね。

そんなことをしているうちに親が落ちちゃって、現在は上の個体が泳いでいるだけになっています。初期飼料は何がベストなんですかねぇ…。