ずっと室内で全く外に出さないという人以外はカイガラムシとは無縁ではいられないでしょう。うちも栽培を始めた頃は全くいなかったのですが、ある日ベランダで発見して以来、駆除に頭を悩ませてきました。どこの蘭屋さんに聞いても、歯ブラシ等で物理的に取るのと、あのオレンジ色のスプレーを使用するというお返事が返ってきます。もちろんうちもずっとそれで対応してきました。
ただ、駆除しても駆除しても気がつくと再発しているんですよね。何度やっても消えきらなくて、気がつくと目に付かないところで再発しているんです。しかも、徐々に他の株に広がっていくんですよ。広がるのも、隣り合った株とかではなく、全然離れたところに出てくるので、たちが悪くて。
もう発生した株は廃棄しようと思って、屋外(直射日光の当たる庭)に放置したりしました。意外なものが生き残ったりしましたが、それはそれとして、正直こうやって廃棄することで駆除していくしかないのかなと思っていました。
そんなある時、実家(専業農家)に帰った時に「カイガラムシがうまく駆除できないけど、お茶のカイガラムシってどうしてんの?」と聞いたところ、クミアイアタックオイルを使っているとのことでした。その場でスマホでググると、スルホン価をほぼゼロまで高精製したマシンオイルとのこと。
二種の薬剤を混合したオレンジ色の缶より、単なる窒息させるだけのマシンオイルの方が効くってことがあるのかな…とか思っていて、その時はふーんぐらいのリアクションしかしませんでした。茶のカイガラムシはクワシロカイガラムシが主体で、カトレアに付くのとは種類が違うこともありましたし、更に一缶が10Lか20Lと一般人が使うにはでかすぎるというのもダメポイントでした。が、帰り際に2Lぐらい渡されたので、それならばともらって帰りました。
100倍希釈で使っていると言われたし、調べても蘭でもまあそんなもんでいいかなと、その希釈で使い始めました。全部希釈すると200Lできるので、死ぬまでに使い切れるのか(^^;;;という気もしますが、それほど変性もしなそう(知らんけど)。
使い始めて良かったことが二点。1点目はバルブの皮むきをしやすくなりました。この希釈液でぬれるとなぜか皮が剥がれやすくなったり、柔らかくなったりするんですよ。上の方にある透明な薄いのも、バルブの下部の固いのも、どちらも全然むきやすいです。透明なフィルムはこれでふにゃふにゃになってちょっと指でこするとまとめて取れるし、リゾームのがっちがちの茶色い皮も浮いてきてピンセットでつまみやすくなるし、ちぎれやすくなります。透明なフィルムは頑張るとバルブ自体を傷つけそうだったし、リゾームのところもピンセットが曲がりかかるほど力をかけても十分には取れない状況だったのに!
2点目はカイガラムシが再発しなくなりました。あ・ん・な・に・苦労してたのに! これは1点目の皮むきで隠れているカイガラムシを効果的に見つけることができることも影響していると思いますが、それだけではない印象です。正直もっと早くに知りたかった(信じてなかったくせに)
うんざりしている人は早く使った方がいいですよ。カイガラムシ退治だけじゃなくて、バルブの皮むきのためだけでも使った方がいい。
